【体験談】メルカリの対応が遅すぎる！アカウントの乗っ取り＆不正利用対応

「え？勝手に商品が出品されてる！？売上金も消えてる……。これってどういうこと？！」

メルカリを使っている人なら、誰でも遭遇する可能性のあるアカウント乗っ取りの恐怖。

一番困るのは、いざ問い合わせをしても遅すぎる対応です。

実は私も過去にメルカリのアカウントを乗っ取られたことがあります。

今回はメルカリのアカントの乗っ取りについて解説します。

メルカリは日本国内で一番多くのユーザーがいるフリマサイトです。

家の不用品を売却してお小遣いを手にした方も多いのではないでしょうか？

また副業として中古品販売などをされている方も多く利用されています。

私も以前、メルカリのアカウントを乗っ取られてしまい、非常に苦労しましたが無事に取り戻した経験があります。

メルカリの乗っ取りの原因

私の場合、乗っ取りの原因はシムスワップ詐欺に遭ったからでした。

シムスワップ詐欺とは携帯電話に入っているSIMカードを不正に再発行されたり、MNP（携帯電話番号そのままで乗り換えるシステム）をされたりすることで、犯人に電話番号を盗まれる詐欺のことです。

本当に恐ろしいサイバー詐欺なのです。

しかし、元を正せば私の楽天のアカウントのIDとパスワードがフィッシングで盗まれたことが一番の原因でした。

フィッシング詐欺

フォッシング詐欺とは、偽のWebサイトにユーザーを誘導し、個人情報を盗む詐欺手法です。

主な手口として信頼できる企業（Amazonなど）や金融機関（銀行やクレジットカード会社など）を装ったメールやSMSが使われています。

このようなメールやSMSに載っているリンクをクリックして偽サイトに飛ばせて個人情報を入力させます。

そうするとあっという間に大切な個人情報を抜かれてしまうのです。

私の場合は、欲しいものがあったので検索しているうちに、偽のショッピングサイトに誘導されてしまいそこにうっかり住所と名前と電話番号とそれにメールアドレスを入れてしまったのです。

でも途中で何か違和感を感じたので慌てて戻ってサイトを閉じました。

しかし、それで抜かれてしまったんですね。

でもまさかその情報だけで楽天IDとパスワードを突破されるとは思っていませんでした。

私の携帯会社は楽天モバイルだったこともあり私のシム情報を犯人に乗っ取られてしまったのです。

警察には名前と住所と電話番号とメールアドレスがあれば総当たり攻撃で突破されることもあると言われました。

犯人はパスワードなどは機械を使って突破するのです。

簡単なパスワードではすぐに突破されてしまいます。

メルカリのヘルプセンターについて

メルカリのアカウントが乗っ取られたとわかったのですぐにメルカリに連絡をしようとしました。

しかしメルカリには電話での連絡先はありません。

何か起こったときの連絡方法はアプリの「ヘルプセンター」に連絡します。

アカウントの乗っ取りについてのヘルプセンターへの連絡方法

1. アプリの右下にある「マイページ」をタップします。
2. 下にスクロールして「ヘルプセンター（ガイド・お問い合わせ）」をタップする。
3. 「ヘルプセンター」のページを下にスクロールして「アカウント」をタップする。
4. 「アカウント」のページの「会員登録・ログイン」をタップする。
5. 「会員登録・ログイン」のページの「ログインができない」をタップする。
6. 「ログインができない」のページを下にスクロールして一番下の「お問い合わせはこちら」をタップする。
7. 「ログインに関するお問い合わせ」のページになるので、「お問い合わせ項目」は「ログインができない」を選択、ご本人さま確認情報は「ご登録時の携帯電話番号」「ご登録時のメールアドレス」を入力、本人確認書類（運転免許証等）の画像を添付する
8. アカウントを乗っ取られている場合は登録情報を更新しますので「ご登録希望のメールアドレス」「ご登録希望の携帯電話番号」を記入する
9. 最後に「お問い合わせ本文」にアカウントの乗っ取りの経緯等を記入して「送信する」ボタンをタップして送信する。

メルカリは対応が遅すぎる

ヘルプセンターに送信しても返事が遅いです。

その間、自分のアカウントは犯人に好きなように利用されているので本当にイライラします。

私の場合は、信じられないことに犯人が勝手に私のアカウントで商品を売り始めたのです。

犯人が勝手に商品を売り始める

「ウソでしょ！？」と思いましたが、犯人は私のアカウントの名前を変えて自分のショップのように利用し始めたのです！

もちろん私がそれまで売った家の不用品も「sold」マークがついたままですし、今現在売りに出していた商品もそのままです。

その上で犯人は怪しいスマホを売り始めたのです！

しかも売れた・・・。

「ダメダメダメ～～！！これ詐欺師だし！このスマホも本物かどうかもわからない！ダメダメ～！！」と購入した人に伝えたいけど伝えられません。

なのでメルカリのヘルプセンターに上記とは別にこのことも連絡しました。

なのになんの返事もないのです。

数日してやっと返事が来ました。

とりあえず「アカウントを停止した」とのことでした。

それによって犯人はもうこのアカウントで商品を売ることはできません。

購入されていたスマホも削除されていました。

それでも真面目にコツコツと良い評価を重ねてきていた自分のアカウントが汚されてしまった気持ちです。

アカウントを戻してもらうのにも時間がかかる

アカウントを停止してくれたのはいいのですが、その後も何日もそのまま放置の状態でした。

私のアカウントが犯人の名前のままで放置です。

結局、私のアカウントが戻ってきたのはヘルプセンターに連絡してから2週間後でした。

しかもアカウントを戻してもらうときにメルカリから来た案内メールの宛名が「犯人の名前」でした。

最終的に名乗っていたアカウント名になるのはシステム上の都合だとは思うのですが、これも非常に気分が悪いです。

不正利用の補償も時間がかかる

アカウントが戻ってきて初めてわかるのが不正利用です。

犯人は私のアカウントを使って高額商品を購入していました。

私がメルカリで商品を売った売上金とメルカードを利用していました。

そちらはすでに発送もされていますし決済されたあとです。

普通であれば私の自宅に届くのでしょうが、犯人はちゃっかり他の住所に変えてたみたいです。

でも配達先の住所は聞いても教えてくれません。（警察が動けば警察には教えるみたいです）

もちろんこちらも「私が購入したものではありません」ときちんとメルカリに連絡しましたが対応は遅かったですしお金が戻ってくるのにも時間がかかりました。

メルカリの不正利用取り消し申請方法

1. アプリの右下にある「マイページ」をタップします。
2. 下にスクロールして「ヘルプセンター（ガイド・お問い合わせ）」をタップする。
3. 「ヘルプセンター」のページを下にスクロールして「メルペイ」をタップする。
4. 「メルペイ」のページの「返金・トラブル」をタップする
5. 「メルペイの返金・トラブル」のページを下にスクロールして「不正な利用が発生した場合」の「お問い合わせ方法について」をタップ
6. 「お問い合わせ方法について」のページを下にスクロールして「お問い合わせはこちら」から連絡する。
7. 会員の登録情報として「ご登録の氏名」「ニックネーム」「住所」「生年月日」「メールアドレス」「携帯電話番号」「ご利用の端末」「金銭被害を受けた場合は、該当の取引あるいは金額と発生日時」を記入して送信する。

不正利用を証明するのにも時間がかかる

メルカリはとにかく被害を証明するのに時間がかかります。

私の場合は楽天モバイルのeシムをシムスワップ詐欺によって奪われたことにより、メルカリのアカウントを乗っ取られてしまったのですが、「シムスワップ詐欺にあったことを楽天に証明してもらってください」と言われました。

そんなこと楽天側が認めるはずがありません。

楽天側の言い分は「アプリからシム再発行の申請がされたのだから再発行したのだ」といいます。

メルカリからはそのやりとりを文章に残して送るように言われます。

「文章で送れ」と言われたら楽天側にも文章で問い合わせをし直さないといけません。

これも本当に苦労しました。

更に元々の「個人情報をフィッシングされた原因を教えてください」と言われますが、どのサイトに個人情報を入力したかなんて覚えていません。

とにかく色々な証明を出すように言われるのが非常に苦労しました。

犯人が逮捕されると速い

何度もヘルプセンターに問い合わせをしていましたが、返事はいつも「調査中です。お待ちください」でした。

しかし、犯人が逮捕されたことを連絡すると一気に話が進みました。

「本件につきましては、携帯電話端末の乗っ取りが起因で発生した不正利用であると判断いたしました」と返事が来ました。

不正利用被害を補償するために「補償金請求書」を提出する連絡が来てそれで一件落着です。

急に話が進んだのは犯人が捕まったことでメルカリ側が不当利得返還請求権を手にできることになったからだと思います。

私がメルカリに補償してもらった分を今度はメルカリが犯人に請求していくことになるのでしょう。

まとめ

たくさんのやりとりをメルカリとしましたが、とにかく返事が遅いです。

それだけ色々な問い合わせが多いのかもしれませんが、切羽詰まているときには非常にイライラします。

それでもきちんと犯罪であることを証明できさえすれば補償はされますので辛抱強く対応しましょう。

※そもそものアカウントを乗っ取られない為の安全対策に関する記事はコチラです。

にほんブログ村