【便利！】1台のスマホで仕事とプライベート２つの番号を分ける方法とメリット

スマホ1台で仕事用とプライベート用の2つの電話番号を使い分けられると便利ですよね。

eSIMを活用すれば、その方法は意外と簡単です。

本記事では、eSIMの仕組みから設定方法、そして仕事とプライベートを分けるメリットまで詳しく解説します。

実際に１つのスマホで「仕事とプライベート」２つの電話番号を使っている筆者が詳しく解説します。

2つの番号を持つには2つのSIMが必要

スマホをもっと便利に使いたいと思いませんか？

物理的SIMカードとeSIMを活用すれば、1台のスマホで2つの電話番号を使い分けることができます。

ここでは、eSIMについて詳しく説明します。

eSIMってなに？

eSIM（エレクトロニックSIM）は、スマホやタブレットに内蔵された電子SIMです。

物理的なSIMカードを差し替える必要がなく、端末に直接組み込まれているため、プロファイルをダウンロードするだけで利用できます。

簡単に言うと、eSIMはスマホの中に組み込まれた「デジタルSIMカード」のようなものです。これにより、スマホの設定メニューから簡単に電話番号を追加したり切り替えたりできます。

物理的なSIMカードとの違い

物理的なSIMカードとeSIMにはいくつかの違いがあります。

物理的なSIMカードは携帯電話本体にこのようなカードを差し込むことで使用できます。

それに対してeSIMはデータをダウンロードするだけで使用できるようになります。

eSIM対応スマホをご紹介

eSIMを利用するにはeSIMに対応しているスマホを利用しなければなりません。

eSIMに対応しているスマホは増えていますが、ここでは主要なiPhoneとAndroidの機種の一部をご紹介します。

Apple

iPhoneはAppleから2018年に発売されたiPhone XR/XSシリーズ以降の全機種でeSIMの利用がOK。

• iPhone 15 Pro Max
• iPhone 15 Pro
• iPhone 15 Plus
• iPhone 15
• iPhone 14 Pro Max
• iPhone 14 Pro
• iPhone 14 Plus
• iPhone 14
• iPhone 13 Pro Max
• iPhone 13 Pro
• iPhone 13
• iPhone 13 mini
• iPhone 12 Pro Max
• iPhone 12 Pro
• iPhone 12
• iPhone 12 mini
• iPhone 11 Pro Max
• iPhone 11 Pro
• iPhone 11
• iPhone XS Max
• iPhone XS
• iPhone XR
• iPhone SE（第3世代/2022）
• iPhone SE（第2世代/2020）

Samsung

サムスンから発売されているGalaxyは、2022年秋冬モデル（Z Fold4、Z Flip4、A23）以降、またはS23シリーズ以降の機種であれば、eSIMに対応しています。

• Galaxy S24 Ultra
• Galaxy S24
• Galaxy S23 Ultra
• Galaxy S23 FE
• Galaxy S23
• Galaxy Z Fold5
• Galaxy Z Fold4
• Galaxy Z Flip5
• Galaxy Z Flip4
• Galaxy A54 5G
• Galaxy A23 5G

• Galaxy Sシリーズ（S10, S20, S21, S22, S23など）
• Galaxy Noteシリーズ（Note 10, Note 20など）
• Galaxy Aシリーズ（A50, A70, A80など）
• Galaxy Zシリーズ（Fold, Flipなど）

SHARP

シャープから発売されているAQUOSのeSIM対応機種です

• AQUOS R8 pro
• AQUOS R8
• AQUOS R7
• AQUOS sense8
• AQUOS sense7
• AQUOS sense6s
• AQUOS sense6（ドコモ版SH-54Bは非対応）
• AQUOS sense4 lite
• AQUOS wish3
• AQUOS wish2（ドコモ版SH-51Cは非対応）
• AQUOS wish
• AQUOS zero6

Google Pixel

Google PixelはPixel 4シリーズ以降の機種でeSIMの利用ができます。

• Pixel 8 Pro
• Pixel 8a
• Pixel 8
• Pixel Fold
• Pixel 7 Pro
• Pixel 7a
• Pixel 7
• Pixel 6 Pro
• Pixel 6a
• Pixel 6
• Pixel 5a
• Pixel 5
• Pixel 4 XL
• Pixel 4a
• Pixel 4

これらの機種は、物理的SIMカードとeSIMの両方に対応しており、1台のスマホで2つの電話番号を使い分けることができます。

スマホがeSIMに対応しているかを確認する方法

お使いのスマホがeSIMに対応しているか確認する方法は以下の通りです。

eSIMを使う方法

eSIMを使うことで、スマホ1台で２つ目の電話番号を使用することができます。

eSIMを使うためには携帯電話会社に申し込みます。

携帯キャリアで申し込む

ほとんどの携帯キャリアがeSIM対応のサービスを提供しています。

• キャリアの店舗やウェブサイトでeSIMを申し込みます。
• 申し込み後、QRコード等が提供されるのでそれを使ってプロファイルをインストールすればOK.

1台のスマホで2つの電話番号を持つメリット

ここでは1台のスマホで2つの電話番号を持つメリットをご紹介していきましょう。

私が実際に利用していて感じているメリットです。

仕事とプライベートの番号を分けられる

スマホ1台で2つの電話番号を使うことで、仕事とプライベートの電話番号を分けることができます。

プライベート用の番号を仕事関係者に知られることなく、個人のプライバシーを守ることができます。

仕事用の番号をプライベートで利用する場面も減り、不要な連絡を避けられます。

セキュリティ面で安心

2つの電話番号を分けることはセキュリティ面でも安心です。

なぜなら仕事の電話番号は不特定多数の人に伝える番号ですので、プライベートでも同じ番号を利用していると、プライベートな情報を知られるリスクがあるからです。

最近は巧妙な詐欺も多く、電話番号一つでも立派な個人情報であり悪用されることがあるのです。

ですのでプライベートの電話番号は仕事用とは別にする方が安心です。

非常時に役立つ

電話番号を2つ持つことで非常時に使える可能性が高くなります。

片方の電話番号が使えないときに、もう一つの電話番号で連絡を取れることがあるからです。

私はスマホの中に2つの番号を入れていたおかげで片方がシムスワップ詐欺にあった時にでも、もう一つの番号で携帯電話会社や各種サービスに素早く連絡をすることができました。

2つの番号を持つことは非常時にでも使える可能性が高いのでとても役立ちますよ。

スマホを2台携帯しなくてすむ

仕事用、プライベート用と電話番号を2つお持ちの方は多いと思いますが、それぞれスマホを用意していると携帯する際に重さやスペースが単純に2倍になりますよね。

荷物はなるべく軽くコンパクトがいいですよね。

私は趣味がランニングや登山なので少しでも重さを軽くしたいのでスマホ1台にできたことでとても助かっています。

携帯するスマホは1台の方が重さもスペースも省けるのでおすすめです。

キャリアを分けられる

仕事用とプライベート用の電話は別々のキャリアでも可能です。

仕事用は通話に重きを置く、プライベートはネットのデータに重きを置くなどあなたのお好みで料金プランの合うものを選ぶことができます。

私は仕事を楽天モバイル、プライベートを日本通信SIMにしています。

２つ合わせてもお安い料金で持てますよ。

eSIMを利用する際の注意点

eSIMを利用する際には、３つのポイントに注意して下さい。

①eSIMに対応しているキャリアなのか確認する

対応キャリアを事前に確認しましょう。

eSIMに対応しているかどうかはキャリアによって異なります。

※2024年7月現在確認できているキャリアは下記のとおりです。

キャリア	eSIM導入状況
ドコモ	導入済み ※ahamoはahamoサイトで対応
au	導入済み ※povoはpovoサイトで対応
ソフトバンク	導入済み ※LINEMOはLINEMOサイトで対応
楽天モバイル	導入済み

格安SIM	eSIM導入状況
ワイモバイル	導入済み
UQモバイル	導入済み
日本通信	導入済み
mineo	導入済み
NUROモバイル	導入済み
HISモバイル	導入済み

利用予定のキャリアの公式サイトでeSIM対応状況を確認してください。

不明な点がある場合は、キャリアのカスタマーサポートに問い合わせて確認するのも良い方法です。

②自分に合った料金プランを選択する

自分に合ったデータプランを選びましょう。

仕事とプライベート、2つの番号を持つということは単純に料金も2倍かかるということです。

しかし、今は携帯会社から色々なプランが出ています。

うまく組み合わせることで安く抑えることができます。

自分の月間データ使用量を把握し、それに合ったデータプランを選びましょう。

特に、仕事とプライベートでデータ使用量が異なる場合、自分に合ったプラン選択が重要です。

③セキュリティを強化する

eSIMを契約するキャリアのアカウントのセキュリティを強化しましょう。

なぜかというとシムスワップ詐欺に狙われることがあるからです。

例えばフィッシング詐欺で個人情報を抜き取られた場合、詐欺師にアカウントにログインされeSIMの再発行手続きをされてしまうからです。

アカウントのパスワードを突破され、なりすまし犯にeSIMを不正に再発行されてしまいました。

その経験があるからこそセキュリティの強化を強く唱えています。

必ずパスワードは長く複雑なものにしてください。（英大文字、小文字、数字、記号を組み合わせた12文字以上推奨）

※シムスワップ詐欺ってなに？って方はこちらの記事で詳しく解説しています。

実際に1つのスマホで2つの電話番号を利用している感想

私はずっと仕事用のガラケーとプライベート用のスマホの2台を利用していました。

私の仕事は24時間かかってくる可能性があるので、休日のときでも2台を持ち歩く日々。

しかも私の趣味はランニングなのでジョギングするときにも2つのスマホをポーチなどに入れて携帯していました。

携帯電話ってそこまで重いものではありませんが、やはり2つになるとそれなりに重さも感じます。

そこで「1つのスマホの中に2つの電話番号を入れられないかな？」と思って調べました。

そして仕事用は今まで通りの物理的SIMカードで利用して、プライベート用にeSIMを契約することにしました。

シムフリーのiPhone11を購入した際に新しく楽天モバイルでeSIMを契約しました。

仕事用は今までとおりdocomoの物理的なSIMカードを入れました。

これで1つのスマホで2つの電話番号を利用できるようになったのです。

なんだか信じられなくて家族に仕事用の番号でかけてもらったり、プライベート用の番号でかけてもらったりして何度も確認しました（笑）

着信画面でも履歴画面でも「仕事」「個人」と表示が出るのでどちらの電話番号にかかってきたのかはわかります。

そして今は仕事用を楽天モバイル、プライベート用を日本通信SIMに変更して使用しています。

携帯会社を乗り換えた理由は料金プランです。

楽天モバイルは専用のアプリから通話すると通話料が無料なのです。

仕事で色々な方に電話することが多いので通話料無料はとてもありがたいです。

そしてデータは3GBまでの利用でおさえているので毎月の利用料金は980円です。

（楽天モバイルはデータ利用量によって料金が段階的に自動で変わります。）

＼ 料金プランを見てみる ／

プライベート用は日本通信SIMの「合理的みんなのプラン」を契約しています。

こちらはデータ利用が10GBまで利用でき、国内通話もひと月70分までなら無料で毎月の利用料金は1,390円です。

私の場合は1ヶ月のデータ利用がいつも8～10GBくらいだったのでこちらのプランにしました。

もしも少しオーバーしそうなときにはモバイル通信を楽天に切り替えることでプラス3GBまでなら利用できます。

私の場合は2つの電話番号を持ちながらデータ利用量を10GB+3GBまで使用でき、通話はほぼ無料で利用できています。

そして月額利用料は2つの番号を利用していても2,370円です。

※楽天モバイルのeSIMの安全面についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

まとめ

スマホ1台で仕事とプライベート２つの電話番号を分ける方法とメリットについて解説してきました。

電話番号を分ける方法は次の通り。

• 物理的SIMカードとeSIMを使って1台のスマホに２つの電話番号を入れる
• eSIMに対応している機種を用意する
• eSIMに対応している携帯会社で申し込む

1台のスマホで2つの電話番号を持つメリットは次の通り。

• 仕事とプライベートの番号を分けられる
• セキュリティ面で安心
• 非常時に役立つ
• スマホを2台携帯しなくてすむ
• キャリアを分けられる

eSIMを利用する際の注意点は次の3つ。

• eSIMに対応しているキャリアなのか確認する
• 自分に合った料金プランを選択する
• セキュリティを強化する

eSIMを活用することで、スマホ1台で仕事とプライベートを簡単に分けられ、生活がより効率的になります。

eSIMの設定方法や注意点を押さえ、便利な機能を活用して、快適なスマホライフを送りましょう。

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